お兄ちゃんだって傷付く
田口くんに引き続きまして、今回は中丸くんの10000字インタビュー!
ドル誌継続して買うなんて久々なんだけど(笑)
なんか田口くんのせいでゆるヲタじゃなくなってきてる気がしかしない…。
※前回に引き続き、完全なるネタバレと超個人的意見ですので、ご注意くださいませ。
MyoJo(ミョージョー) 2016年 03 月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/01/23
- メディア: 雑誌
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10000字ロングインタビュー
「 STAND BY ME ~いつもそばにいてくれたね。~」
思ってた通り、また泣かされたよ。
鼻水まででてきてしまって、雑誌汚さないようにと思って鼻にティッシュ詰めて、また読むのを開始して、そしたら胸も息も苦しくなって…みたいな馬鹿なことをしながら読みましたよ。
もうなかまるううぅって。中丸くんらしい慎重に選ばれた言葉がやっぱり好きだなって思ったし、その言葉ひとつひとつが胸をチクチクと刺して、心が痛かった。
前回の田口くんの10000字のと同様に、今回も印象的だったことを引用と共につらつらと書いていきますね。
中丸くんの後悔と自戒
- 性格的には母になりたかったんですけどね(笑)。
- ファンの人にも、"グループをまとめている"、"リーダー的存在"って言っていただくこともあるんですけど、現実的にはメンバーは抜けていってるわけで……。本当に僕にまとめる力が、求心力のようなものがあれば、きっとこうはなっていないですからね。
- 残念ですよ。才能がある人たちだったから。赤西も田中も。そんなキレイな感情じゃホントはないんですけど、言葉にするなら"しょうがない"っていうか……。
まず最初の、母に「なりたかった」つまり、彼は「なれなかった」ということ。もうこの一文だけでも、中丸くんが彼らの脱退を止めきれなかったことへの後悔が滲み出てる。
まとめる力って、何なんだろうね。
あんなにバラバラな個性を、違った才能のある6人をまとめるってどういうことなんだろね。
やっぱり脱退はメンバーも、ファンも、しょうがないこととして受け入れるしかないのかな。
"しょうがない"って……哀しい言葉だよね。
脱退の何が嫌って、抜けていくメンバーがKAT-TUNじゃなることはもちろん。
それだけじゃなくて、脱退を選択肢にしてしまったこと、止めれなかったこと、ファンを悲しませることを、残るメンバーが悔いるしかないことが辛いよな〜。
ベストアーティストの生放送
- なんか、申しわけないんですけど、記憶がないっすね。ずっと足がめっちゃ震えてて…。どんな表情をしたらいいんだろう? どこを向いたらいいんだろう? どうしたらいいのか、もう何もわからなくて……。(略) もう、どんな表情で、どこを見ればいいのか……。ただ事実を伝えることで精いっぱいというか、それ以外はどうしたらいいのかわからなかったです。
- その後の曲披露は、申しわけないですけど、ちょっと自分が今、何をやってるかわかんなかったです。いろいろ考えちゃって。衝撃的なことを伝えちゃった……。目の前の会場に来てくださったファンの方、テレビの向こうのファンの方、ごめんなさいって……。たぶん、限界を超える感情の振れ幅があったんだと思うんです。ちょっと記憶が飛んでるんですよね……。
あの日の記憶ないんだ。
私も発表があってから混乱しかなくて、Twitterにあがってくるレポとか動画とか、だいぶ経ってから録画してたのを見直したから、亀のマイク持つ手が震えてること、ゆっちが踊れてないことに気付いたもんな〜。
ほんとにボロボロな3人があまりにも酷くて、見てられなかったもん。
異なる形の脱退への戸惑い
- アイドルって、人が前向きになるための象徴だったりするじゃないですか。応援してくださる人が元気になるとか。僕たちは、完全に反対方向にベクトルを向ける行為をしてしまっている。
- メンバーも気持ちをちゃんと切り替えて、残された限りある田口との時間を、これまで応援してくれた人に、田口ファンに、少しでも報いる方向に力を注いだほうがいいと思うんです。
- 今度は田口が抜けるまでの不思議な期間が始まってしまって……。どうふるまっていいか、僕自身がわかっていないというか……。
- 心の底で、思ってることなんでしょうね。"KAT-TUNで取れよ!"って。気づいたら言ってましたね。
アイドルとしてあるべき姿、気持ちをちゃんと切り替えるべき…それを頭では分かっていても、この不思議な期間を、脱退を納得できていない気持ちをどうしたらいいのか。
これ、中丸くんだけじゃなくて、ファンもこんな気持ちなんじゃないかな〜。
4人のKAT-TUNの残された時間を見守るしかなくて、KAT-TUNがこれからも在り続けるためには3人になることを受け入れなければいけなくて、でも田口くんには残ってほしくて、脱退するはずなのに4人は笑い合ってて…。
もう何が正解なのか分からない。
残るメンバーの苦しみ
- うーん、メンバーといえど、これだけいろんな時間をともにしてきた仲間でも、どうにもならないことがあるんだなって……。虚無感というか、虚脱感というか……。そんなことを3度、感じさせられましたね……。
- ずっといっしょにやってきたメンバーが……グループを離れるっていうのは……。身内が死ぬような衝撃で……。体を引き裂かれるような痛みをともなうんですよね……。
- ーー今、その苦しみともなう悲しみ、支えてくれているのは? これはもう、残りのメンバーです。
メンバーが脱退していくことが「虚無感」ってすごく分かる。虚しくて、なにか無くなってしまっている感じ。
そんな痛みを5人で割って、4人で割って、3人で割って…。回数を重ねるたびに大きくなる痛みを、少なくなっていくメンバーでしか割ることができない。
しかもその傷口が癒える前に、傷口をえぐるように降りかかってくる。
こんなに辛くて哀しいことってあるんだろうか。
お兄ちゃんだからこそ
- これは、僕の想像ですけど、でもたぶんまちがってなくて……。田口のあの涙って、脱退を決めたからの涙なんかじゃ決してない。ドームでライブをして、お客さんが大勢来てくれて、よろこんでくれて、改めてグループのあることのよさ、グループであることが、かけがえのないことなんだって再確認した涙だったと思うんです。
- ただ、ひとりの人としてなら別の感情があって……。(略) でも、やっぱりそれじゃ心配ですよ。いい大人が未定なんてことあんのかよって思う反面、田口の性格だから、その先のことなんかホントに考えてないのかなって思わなくもなくて。(略) 複雑な気持ちすぎて、ごめんなさい。まだ田口に対する気持ちは、うまく言葉にできないです。
- たしかに似てますね。なのに、なんででしょうね……、別々の道を歩まなくちゃいけないって……。人生の半分以上いっしょにいて、家族のような存在で……。
こんなに長い時間を共に過ごして、仲は良かったからこそ、脱退を選ぶことに納得できなくて、でも先のビジョンが見えない田口くんのことが心配になる。
私もこの前の記事にも書いたんですけど、田口くんほんとに何も考えてないと思うんですよね。
ねぇ田口くん。ほんと30のいい大人なんだから、どうするかちゃんと決めて、メンバーには言ってから辞めてほしい。ファンには言わなくてもいいから。
あなたのお兄ちゃん、すごく心配してるよ?
中丸くんのインタビューを読んでいて、全体を通して『共感』することがすごく多かった。
そりゃKAT-TUNだって人間だもんな〜。
今回の田口くんの脱退のときは、ベストアーティストが生放送だったから、メンバーの戸惑いが見受けられた。
でも、これまでは前を向くメンバーを見てきたから…
KAT-TUNなら大丈夫!
きっと乗り越えてかっこいい姿を魅せてくれる!
って信じてた。
でも、本当はそうじゃなかった。
たくさん痛い想いをして、傷ついて、でもその傷口を隠していただけ。
ファンには、傷なんてないように、前を向いている姿しか見せれなかった。
だって、KAT-TUNはアイドルだから。
あとは、前回もなんだけど、インタビュアーさんがすごく的確にファンが知りたいことや、思ってるもやもやをぶつけてくれている。
下手に脱退の話題を避けたり、綺麗事にしてくれなくて良かったな〜ってすごく思う。
今回も中丸くんが思わず詰まって答えに困るような微妙なラインまで突っ込んで聞いてくれて、しかもそれをそのまま書き起こしてくれている。
- 10年後に会うなら6人かな。あえて4人じゃないですね。そのころも、みんながんばってるだろうから、笑いながら会って話せると思います、きっと。
もう二度とこんな哀しみを3人が背負わないように。
10年後に、6人が、一緒に練習したこと、別の道を歩むことになったこと、それぞれの道の良さを、笑いながら語ることの出来る日が本当に訪れれば、こんなに嬉しいことはありません。